スペイン観光案内

スペイン観光案内サイト。スペインの観光地や歴史、サッカークラブなどを紹介します。

スペインの歴史

ローマ帝国時代

紀元前202年、第二次ポエニ戦争の和平でローマは沿岸部のカルタゴ植民都市を占領し、その後、支配を半島のほぼ全域へと広げ属州とした。その後数百年に渡りローマ帝国の支配が続き、先住のケルト人やイベリア人はローマ化していった。やがて当方よりゲルマン民族の大移動が始まり、ゲルマン族の西ゴート族がイベリア半島を支配、476年には西ローマ帝国は滅亡した。

イスラムの時代

711年、西ゴート王国は北アフリカから侵入したウマイヤ朝に敗れ滅亡。その後イベリア半島は長きに渡ってイスラム王朝の支配下におかれる。首都コルドバは世界有数の都市となり、地中海貿易をリードした。

レコンキスタ

次第にキリスト教国は力をつけていき、特にアラゴン王国は13世紀には地中海を制した。イベリア半島におけるイスラム勢力はグラナダを残してほぼ消滅した。1469年アラゴン王フェルナンドとカスティーリャ王国女王イザベルの結婚によりカスティーリャ王国とアラゴン王国が統一する。そして1492年、ついにグラナダは陥落し、レコンキスタは完成した。

スペイン帝国

1516年、ハプスブルク家のカール大公がスペイン王カルロス1世として即位し、スペイン・ハプスブルク朝が始まる。1519年に神聖ローマ皇帝カール5世としても即位する。時は大航海時代。スペインは南米、アジアに進出し、植民地化。太陽の沈まぬ国と呼ばれ隆盛を極めた。
しかし、1588年のアルマダの海戦でイギリスに敗れ凋落。18世紀の初頭のスペイン継承戦争にて衰退は決定的になり、王家はフランスブルボン家に移る。19世紀には南米でリベルタドーレスが起こり、ほとんどの植民地を失ってしまう。

スペイン帝国

1931年にアルフォンソ13世の国外脱出により君主制が崩壊。共和制となるが、左派と右派との対立は激しく、政治は混迷を続け、1936年に人民戦線政府が成立すると軍部が反乱を起こしスペイン内戦が勃発する。この戦いに勝利したフランコ将軍による独裁政治が始まる。1975年11月22日にフランコ将軍が死ぬと、その遺言により フアン・カルロス王子(アルフォンソ13世の孫)が王座に就き、王政復古がなされた。フアン・カルロス国王は専制支配を継続せず、スペイン1978年憲法が成立して民主化がなされ、スペイン王国は制限君主制国家となった。1981年には軍政復帰を目論む一部軍人によるクーデターが発生したものの、軍部の大半は王に忠誠を誓い、無血で鎮圧された。
民主化されたスペインは1982年にNATOに加入、同年にはスペイン社会労働党 (PSOE) が政権に就き43年ぶりの左派政権が誕生している。